【技能教習の受け方】
教習所で満足のいく教習が受けられるかどうかは、教官や設備・システムなど、教習所側の在り方も重要ですが、教習を受ける生徒側の努力や工夫も大切だと思います。限られた期間・限られた回数しか受けられないので、なるべく路上運転に対する不安を少なくしてから卒業したいものです。そのためにも、生徒自身で工夫できることは工夫した方がよいでしょう。私は、最速で免許を取得することよりも、限られた回数の中でなるべく多くのことを学ぶことを優先しました。技能教習は、朝・昼・夜すべての時間帯を予約して受けました。また、路上で一人で初体験を避けたい悪天候も練習しておきたかったので、日差しの強い昼間、昼間の大雨、夜の大雨のときに積極的に狙ってキャンセル待ちをして、教習を受けました。時間帯・悪天候の運転の仕方や注意点をこちらからどんどん質問し、実際にそれらの時間帯や天候を体験しながら技能の練習ができたので、非常に勉強になりました。

【予約のキャンセルについて】
昔は、技能予約の当日キャンセルも気軽にできましたが、2014年現在は、当日のキャンセルはキャンセル料（＝技能教習料金）を支払わなければなりません。キャンセル料の発生を避けたければ前日までに余裕をもってキャンセルしましょう。

【送迎について】
送迎の場所は自宅以外に2か所、つまり自宅を含めて全部で3か所まで指定できます。勤務先や通院している病院などを指定し、上手にスケジュールを組めば、言い方はよくないかもしれませんが、教習を受けている期間中、送迎をタクシーのように利用できます。送迎は無料（初期費用に含まれているものと思われますが）なので、実際、そのようにしてタクシー料金を数回分浮かせることに成功しました！

【各評価理由】
教官の質 :4	教官は男性が多かったです。当時は女性教官はゼロだったように記憶していますが、2014年現在は、女性教官が2～3名いるようですので、男性教官に抵抗がある女性でも安心して教習を受けられると思います。教官の年齢は様々でした。技能教習は、密室（車内）に教官と二人きりになるため、教官との相性は大事ですが、教官の人数がある程度いて、年齢やタイプが様々で、あまり似たような教官がいないので、必ず誰かとは水が合うと思います。当時、非常に説明が具体的で分かりやすく、人間的にも明るく印象がよかったＭ先生は、2014年現在もいらっしゃいます。私は誰かに、どの教官がいいかと聞かれたら、Ｍ先生をお勧めします。すべての教官に習ったわけではないので星は4つにしておきます。
設備・教材 :4	食堂や売店がなく、自動販売機だけなのは不便でしたが、基本的に、車に乗りに行くだけなので、あまり重要ではないと思います。重要なのは、教習に利用する車だと思いますが、普通自動車は3ナンバーのセダンが多く、初心者の状態で運転が難しい大きな車で何回も練習できるので、免許取得後、自分の5ナンバーの車に乗った時、とても乗りやすく感じたのでよかったです。2014年現在は、インプが多めで、プリウスもあるそうで、インプは車として総合的にレベルの高いいい車だし、プリウスで教習時にハイブリットを体験できるのはよいことだと思います。昔も今も、基本的に、3ナンバーのセダンは初心者には特に運転が難しい部類の普通車だと思われるので、その車で一定期間教習を受けられるのは、運転技術の向上に有効だと思います。車は常に洗車がしてあり、きれいでした。また、現在は、技能・送迎の予約や料金の支払いがすべて携帯電話やパソコンからできるので、多くの人にとって便利だと思われますが、原則として電話予約を受け付けないそうなので、携帯やパソコンをお持ちでない方や機械オンチの方は事前にご相談されたほうがよろしいかと思います。そういった方は個別に対応しているそうです。
サポート対応 :4	当時は教官の指名が可能でした。だから、教え方が自分に合っている教官を指名して技能教習を受けていました。しかし、2014年現在は、女子生徒が女性教官を指名することはできるようですが、男子生徒からの教官指名はできないそうです。また、免許の取得後、コースを借りて練習させてもらえるサービスがあり、一度利用したことがあります。その際、教習所を卒業後であったにもかかわらず、こころよく対応していただけました。
料金 :5	当時は前納割引と紹介キャンペーンを併用し、群馬県内の他の教習所より1万円程度安く済んだことを記憶しています。また、2013年～2014年にかけて、私の勧めにより夫が群自教を利用して免許を取得しましたが、入所時には秋の閑散期による割引キャンペーンがあり、通常より1万5千円安くなりました。また、現在では、プリペイド方式になっており、最初に必要な金額さえ前納できれば（15万円程度）、残りは技能チケットを1回単位（4千円程度）でその都度購入できるので、一括前納できなくても、計画的に予算を組むことが可能でした。クレジットカードが利用できないことを除いて、総合計も支払方法も満足できるものでした。また通常、割引キャンペーンは学生対象のものが多く、シニアはまず安くなることは少ないですが、秋の閑散期の割引キャンペーンは、他のキャンペーンでは滅多に割引対象にならないシニアも割引がきいたので、それはすごくありがたかったです。